転職でおススメの職種・業界まとめ(2022年3月最新版)
- 勇輝 八重樫
- 2022年3月5日
- 読了時間: 9分
「仕事が辛い」「上司と合わない」といった理由から漠然と転職を考えている方は少なくないと思います。
しかし、やりたいことが明確ではないけれど転職したい場合や、現職とは異業種への転職を志望する場合などには、そもそもどの職種や業界を選べばいいのかわからないことでしょう。
そこで今回は、未経験でも転職がしやすく、これから転職先を考えるという方におすすめの業界をご紹介いたします。

もくじ
1.企業が未経験者を募集している理由とは?
なぜ多くの転職サイトには「未経験可」と書いてあるのか、これには以下の3つの理由があります。
慢性的な人手不足
多種多様な業界のスキルを欲している
1から教育できる人材が良い
まず1つ目は、慢性的な人手不足であること。 経験者しか不可としてしまうと充分な人材が集まらないことを懸念し、「未経験でも可」とすることでその門戸を広げている背景があります。
そして2つ目は、企業が多種多様な業界のスキルや経験を持った人材を欲していること。 例えば企画職や営業職の場合、必ずしもその職種の経験がなくとも、他業界で培ったスキルによって、会社に新しい風を吹き込んでくれるのではという期待を込めて、未経験者の採用を行っている場合もあります。
最後に3つ目は、1から教育できる人材の方が、自社の理念や方針に沿った社会人として育成しやすく、企業に好まれる場合があるということです。 研修制度がしっかりしている会社であれば、未経験の人材を1から研修で教育するほうが、経験者の前職での「クセ」を直すよりも効率が良いこともあります。
しかし、当然のことながら企業側の本音としては「経験者であるに越したことはない」と思っています。 転職を志望する企業の求人票に「未経験可」と書いてあった場合でも、自分はどのような部分で前職の経験を活かし貢献できるかをアピールすることは必要です。
2.おすすめの転職先の業界を選ぶ5つのポイント
それでは、どのような業界を転職先として選べばいいのか、5つのポイントをご紹介します。
ポイント1. 規模が大きく、拡大中の業界
そこまで社会人経験を積んでいない立場であれば、ゼネラリストとしての即戦力を求められるベンチャー企業に転職することはとてもハードルが高く、万が一採用されたとしても入社後にとても苦労する場合も。
慢性的な長時間労働や給与待遇など、ベンチャー企業は労働待遇の面でも体力的にハードな企業が多いです。
ただし、短期スパンでの成長を望む場合や、若いうちに経験を積むという意味では一つの選択肢になり得ます。
特に安定を求める場合は、会社としての規模が大きく、中途入社の社員を教育する余裕や制度が整っている会社が良いでしょう。
さらに、業績も良く拡大中の業界であれば、将来的な成長の機会も幅広くあり、長期スパンでの成長をみてくれます。
ポイント2. 労働環境がホワイトな業界
現在転職を考えているという方の多くは、「今の仕事が辛い」「激務過ぎて体力的にキツイ」という方が多いと思います。しかし、せっかく転職したのにその転職先が過重労働を強いたり、残業代の未払いがあったりするブラック企業では意味がありませんよね。
そこで、転職先に選ぶべき業界としては労働環境がホワイト、つまり働きやすいかどうかも大きな基準となります。
もちろん、その会社ごとにブラック寄りなのか、ホワイトなのかは異なります。しかし、大まかな業界全体として、どうしてもブラックな働き方をせざるを得ない業界が存在することも事実です。あらかじめチェックしておきましょう。
ポイント3. 離職率が低い業界
初めての転職では、その会社や業界を外から見ているだけでは働きやすさ・労働風土は判断できないと思います。
しかし、それらのものを判断できる材料があるとすれば、「離職率」です。全ての会社が公開しているわけではありませんが、四季報などを見れば多くの大企業では離職率が掲載されています。
あまりにも離職率が高い会社や業界は、「もしかすると入社してもすぐに辞めてしまう人が多いのかもしれない」と推測することができます。
もちろん、離職率だけでその会社の良し悪しを判断することはできませんが、判断材料の一つとして確認しておきたいポイントです。
ポイント4. 未経験を広く受け入れる業界
業界によっては、未経験での転職が難しい職種もあります。しかし20代での転職であれば、これから新しい業界にチャレンジすることも可能です。
厚生労働省が発表した「一般職業紹介状況(平成30年9月分)について」によると、「建設躯体工事の職業」や「保安の職業」の有効求人倍率が非常に高くなっています。有効求人倍率が高いということは、求職者に対してより多くの求人が流通していることを示しています。
そのため、有効求人倍率が高い業界・業種はそれだけ就職の間口が広く、転職できる可能性が高いです。有効求人倍率が高い業界や、その中でも未経験者を広く受け入れている業界を選び、採用される確率を上げてみましょう。
ちなみに、「建設躯体工事の職業」ではとび工や型枠大工が、「保安の職業」には自衛官・消防員・警備員などが含まれます。
ポイント5. 長い歴史を持っている業界
最近では10年前にはなかったような新たなサービスや企業が数多く登場しています。そのような新しいサービスへの興味があるという方も多いかもしれませんが、初めての転職であれば長い歴史のある企業・業界への転職がおすすめです。
業界自体の歴史が浅く、人材や業績が安定していない場合、中途で入社しても放置されてしまうことが多く、極論、「自分でやるべき仕事を探してこい!」となってしまうこともあり得ます。数社経験後や、30代以降であれば対応することができるかもしれませんが、初めての転職先としてはなかなかハードルが高いしょう。
長い歴史を持っている業界では、業務内容のマニュアル化が進んでいたり、色々なノウハウが蓄積されています。問題が起きた時の対処法もパターン化されていることが多く、業界未経験者の方でも比較的困りにくいでしょう。
3.転職でおすすめの7つの業界
1. IT業界
現在、インターネットの急速な拡大により、IT業界は人手不足に陥っています。
そのため、IT業界では業界未経験であっても、その伸びしろや将来性に期待して「ポテンシャル採用」を積極的に行っています。
IT業界はニーズが拡大している分野でもあるため、今後の需要はさらに高まるでしょう。
「これから勉強していきたい」、「即戦力にはなれないけど努力でカバーしたい!」という意欲があれば内定が出やすい業界だといえます。
2. 建築業界
東京オリンピックは終わりましたが、建設業界の人材不足は慢性的に続いています。
さらに、職人たちの高齢化により今後建設業界全体での人手不足が予想されています。
そのため、今後の建設業界を担う後継者となる人材を確保すべく多くの求人が出ています。
3. 製造業界
工場でのライン業務などは 、未経験でも転職がしやすく、特殊なスキルを必要としません。その上、輸送用機器・繊維などの製造工場は大手企業のラインが多く、給与や待遇が良いのが魅力です。
残業なども少なく、プライベートを重視したい方にもおすすめです。
4. 運輸業
インターネット通販で買い物をする人が増え、それに伴い運輸業の人手不足が叫ばれています。
基本的な業務内容は商品を運ぶことがメインなので、運転免許を保有していれば未経験でも転職しやすい業界であるといえるでしょう。
5. 専門商社
専門商社は、総合商社と比べて事業領域が狭いのが特徴です。
商社と聞くと、経験者でなければ働けないイメージを持ってしまいがちですが、入社後に研修や指導を受け、業界への知識を身につけることで充分に活躍できるでしょう。
基本的に営業職の募集を行なっていることが多いため、前職での営業経験や社会人としての最低限のマナーが身についていれば、未経験でも転職が可能な業界です。
4.転職でおすすめの職種3選
1. 営業職
営業職は、経験よりも人柄やコミュニケーション力、フットワーク力など経験以外の部分を重視する企業も多く 、これまでに営業職の経験がない場合でも中途での採用がされやすい職種です。
人と話すことが好きで、社外の人とも問題なく話すことができる一般教養や社会人としてのマナーを身につけていれば、未経験でも「これから頑張って勉強していきます」とやる気をアピールしやすく、ねらい目です。
2. コンサルタント職
一口にコンサルタントと言っても、その内容は様々です。例えば、経営に関する知識が求められる経営コンサルタントやITの知識が求められるITコンサルタントなど、業界に関する見識が求められます。
長年いた業界から転職する場合は、業界で培った経験や知識が無駄にならないため、次の仕事にも入りやすくおすすめの職種です。
3. ITエンジニア
インターネットが急速に普及する中で募集が急増しているのが、ITエンジニアです。
専門知識が必要なイメージがありますが、プログラマーやネットワークエンジニアであれば、未経験でも転職が可能な場合があります。多くの場合、入社後に研修を受けたり、OJTで指導を受けたしながら覚えていくことが多いです。
5.内定を勝ち取るために転職エージェントを活用しよう
未経験でも転職しやすいおすすめの職種と業界をご紹介してきました。未経験で異業界・異業種への転職では、その業界選びが重要であるということがご理解頂けたと思います。
しかし、初めての転職ではまず何から始めればいいのか、どのような基準で自分に合った転職先を判断すべきかが難しいと思います。 効率よく転職活動を進め、そして確実に内定を勝ち取るためには、経験の豊富な転職エージェントを活用することをおススメします。
6.未経験からの転職でミスマッチを無くすために
弊社では、未経験からの転職の場合でも、一人ひとりのご経歴や目指す業界に合わせて個別にアドバイスさせていただきます。
さらに、転職先の仕事内容や雰囲気などの情報を詳しくお伝えするため、転職後のミスマッチをできるだけ無くすことが可能です。
また、初めての転職で戸惑いがちな面接時間の調整や職務経歴書の作成などのサポートもいたします。ぜひお気軽にご相談ください。
この記事を監修したキャリアアドバイザー:

八重樫 勇輝
株式会社Reboot代表取締役
年齢:28
出身地:岩手県
趣味:漫画・映画鑑賞
経歴:
自分の転職活動の際、周囲のサポートで助けられたことをきっかけに、今後は自分が求職者の助けになることを決意し、起業。
現在は代表自ら求職との面談・就職支援を精力的に行う日々に明け暮れている。
求職者の皆様への一言:
面談から求人のご案内、資料の作成、入社後のフォローまで手厚くサポート致します!
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